今年4月から高校の家庭科の授業で『資産運用の授業』が始まりました。
僕個人としては、「遅すぎる!!」と思っていますが、オンラインではなく対面で始まったことは率直に評価したいと思っています。
ですが、その内容は決して褒められたものではありません。
授業内容は座学中心でつまらない。
高校生に『資産運用はつまらない。』と思われたら最悪です。
しかも授業をするのが、資産運用をしたことのない教師や、投資商品を販売する側の銀行員や証券マン
というケースが多くあります。
正直まったく意味がわかりません。
「金融教育とは?」と問いたくなります。
ここは僕のような独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)などの『経験豊富で中立的な専門家』に任せるべきです。
このように内容はかなりヒドイものですが、唯一よかったなと思っていることがあります。
それは、これをキッカケとして色々なことが良い方向に転がりだしてきているということです。
目次
本気の金融庁
一例ですが、金融庁は国民の金融リテラシーを高め、金銭トラブルの回避、資産運用や投資の拡大を行うことを目的として、
・NISA・iDeCoの使い勝手向上
・従業員向けに金融教育を行う企業の法人税を減税
することを2023年度税制改正要望に盛り込みました。
法人税の減税幅は大企業で費用の3%、中小企業は5%を想定しているそう。
従業員へ金融教育を行うと税金安くしますよって冷静に考えるとすごいことですよね。
僕も日本の金融教育を変えようと思ったら家庭では無理。
学校や企業から変えるしかないと思っていたので素晴らしいことだと思います。
そして、それくらい金融庁は金融リテラシーを高めるための金融教育に本気だということです。
また、暗号資産を発行するスタートアップ企業などを対象に、保有する暗号資産の課税方法も見直すそうです。
日本は暗号資産に関する税制の整備が遅れており、暗号資産関連の有望企業がドンドン国外へ脱出しているなんて話もあったのですごく良い話だと思います。
金融機関も重い腰を上げだした
変わってきているのは金融庁だけではありません。
民間企業である金融機関も少しずつですが変わってきています。
例えば、SMBC日興証券。
変化の大きな要因は、今年起こした前代未聞の不祥事であることは明らかですが、手数料目標という名の『販売ノルマ』が撤廃されたそうです。
表立っては発表されていませんが、関係者から聞いたので間違いないと思います。(てか元々ノルマはないと言い張っていたので発表されることはありませんよね。)
その分、また違う目標という名のノルマが生まれそうだという話も聞きましたが・・・
そして、2022年9月14日に出たビックリなニュース。
それは、三井住友銀行と千葉銀行が仕組債の販売を全面的に停止、みずほフィナンシャルグループ、横浜銀行、広島銀行は一部停止をするというニュース。
ついにか・・・という感じですね。
仕組み債というのは、デリバティブというものを利用することにより作り出した債券のこと。
どういうものか詳しくお話したいのですが、その仕組みを100%理解いただくことはできないでしょうし、僕も100%ご理解いただく自信はありません。
そしてもし、100%この商品を理解できる人がいるとしたら、その方はまず仕組債を買うことはないと思います。
カンタンに言うと、自由に売却できず、利益は天井が決まっているのに、損失は、投資元本がゼロになる可能性まである商品です。
これだけ聞いたら買う人なんていないですよね?
なのにこれを金融機関は投資家の方にたくさん販売しているし、たくさんの投資家の方が買っているんです。理由は3つ。
①販売した場合、金融機関の販売手数料(儲け)が多い。
②投資家は仕組みがよくわからず、一見良い商品に見えてしまう。
③販売している側もリスクを100%理解できず、リスクを過小評価している。
まさに国民の金融リテラシーが低いからこそ人気のある商品の代表格ですね。
今後金融リテラシーが上がってくるにつれてほかの金融機関でも姿を消していくでしょうし、そうなるべきだと思います。
本格的に金融教育開始
そして当社も、本格的に金融教育を開始いたしました。
今までは、単独でセミナーを開催したり、どこかとコラボしてもお試し的な要素が強かったのですが、9月末から新しいステージへ上がりそうです。
なんと約1か月で7つのセミナーや勉強会が予定されています。
もちろんすべて私が講師です。
不安と期待で押しつぶされそうですが頑張ります。
内容はこんな感じ。
9月30日 徳島大学学生向けオンライン資産運用講演会
10月1日 N社従業員向け資産運用勉強会
10月6日 眉山倫理法人会講話
10月15日 カルチャーセンター徳島日本株講座
10月16日 カルチャーセンター徳島資産運用講座
10月23日 親子マネー勉強会
10月29日 3か月に一度の定例開催株式相場セミナー(予定)
カルチャーセンター徳島講座についてはまだ4名程度ずつ空きがあるそうなので、ご興味のある方は、こちらを参考にしてください。
親子マネーセミナーは定員になれば打ち切りますので、ご興味のある方は早めにお申し込みください。
3か月に一度の定例開催株式相場セミナーについては10月に入ったら詳しくお知らせいたします。
このように、多方面から金融教育が注目されだしています。
まだ始まったばかりではありますが、資産運用や投資のポイントは『複利効果』です。
いち早く始めれば、ほかの人とは比べものにならない成果を得られる可能性があります。
なので、少しでも早く始めることをオススメします。
何からすればよいかわからない方はご連絡ください。すべきことをお伝えいたします。
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