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日本株売買の前に知っておいて欲しいこと

日本株売買の前に知っておいて欲しいこと

4月以降、世界的に株価が大きく調整しています。

それを受け最近では、
「そろそろ株も底だろうし買いのタイミングじゃない?」
という問い合わせも増えてきています。

そんな時僕は、
「平均株価はそろそろ買っても大丈夫かなと思いますが、個別銘柄に関してはもう少し慎重にタイミングを見極めた方がいいと思います。」
とお伝えしています。

NYダウが7週間連続の下げを記録する(21年ぶりの出来事)などかなり下がっていることは間違いありません。
ですが、アメリカではインフレ率が現在8.5%という第2次オイルショック以来の水準に達しています。
それを抑え込むためには大幅な利上げが必要。
大幅利上げの影響をもう少し見極める必要があるのかなと思っています。

いずれにしても、買い場はそろそろやってくるでしょう。

その時のために、日本株売買をする上で、

①覚えておかないとまずいワード
②事前に知っておいていただきたいこと

を今回はお話したいと思います。

覚えておかないとまずいワード

「安くなったし、一世一代のチャンス!!さあ株を買ってみよう!!」

そう思ったものの、株式の世界には専門用語がいっぱいです。

完全に理解をしなくても、
「何となく・・・」くらいはわからないと怖くて買えないですよね?

たくさんの専門用語があるため、すべて紹介することは困難です。
ここでは、最低限必要なワードを紹介していきます。

単元株数(たんげんかぶすう)

売買できる株数の最低単位のこと。
日本においては現在すべて100株単位。(ETF、ETNはその限りではない。)
その整数倍で売買することができます。

出来高(できだか)

取引された株の数量

指値(さしね)

買いの場合は、「これ以下の値段なら買ってもいい。」
売りの場合は、「これ以上の値段なら売ってもいい。」
という値段を決めること。

指定した条件にならないときは売買は成立しません。

成行(なりゆき)

値段を指定せずに売買をすること。
その時点で一番いい条件を提示しているものと売買を成立させます。

ですが、売りたい場合、買いたい人がいない、買いたい場合、売りたい人がいない状況では売買は成立しません。

また、取引量の少ない株の場合は、高く買ってしまったり、安く売ってしまうことがあります。

寄付(よりつき)

その日最初の売買のこと。
その時の値段を「始値(はじめね)」と呼んでいます。

また、昼休みをはさんで開始される後場の最初の取引を「後場寄り」と呼ぶこともあります。

引け

前場、後場の最後の売買をいいます。
特に後場の最終売買は「大引け」といいます。

また、単に取引時間の終了を指すこともあります。
引けでついた値段を「引け値(終値)」といいます。

制限値幅(せいげんねはば)

1日の株価の上昇や下落を一定の変動の幅に制限するための制度です。
1日の価格の変動幅に前日の終値または気配値を基準に制限をかけています。

変動幅の上限いっぱいに達することを『ストップ高』
変動幅の下限いっぱいに達することを『ストップ安』
といいます。

気配値(けはいね)

買い方が希望する買いたい値段、売り方が希望する売りたい値段のこと。
約定価格の水準などを測る目安になることから、気配値(気配)と呼ばれる。

買い注文だけで売り注文がなく売買が成立しない状態を「買い気配」
売り注文だけで買い注文がなく売買が成立しない状態を「売り気配(ヤリ気配)」
と呼ぶ。

約定(やくじょう)

売買が成立すること。

株式取引の場合、代金の受渡しは約定日から起算して3営業日目となっています。
例えば、木曜日に約定した場合、月曜日が受渡日となります。

事前に知っておいていただきたいこと

用語を覚えてもまだそれだけでは十分ではありません。

あとで、
「失敗した!!」
とならないよう、

株取引をする上で最低限知っておいてほしいことをお伝えします。

呼び値(よびね)について

呼び値とは、売買する際の価格の刻み幅のことで、株価によって異なります。

例えば、TOPIX100構成銘柄については、「株価が5,000円超~1万円以下の場合は1円単位、1万円超~3万円以下の場合は5円単位」と決められており、
株価が10,000円であれば、売買は10,005円、10,010円・・・といった5円刻みとなるので、10,001円など5円刻み以外の価格では購入できません。

また詳しい呼び値の詳細については、日本取引所グループのホームページリンクを貼っておきますのでそちらでご確認ください。

制限値幅(せいげんねはば)について

詳しい制限値幅については、日本取引所グループのホームページリンクを貼っておきますのでそちらでご確認ください。

また、2営業日連続でストップ高(安)かつ、出来高がゼロとなった場合、一時的の制限値幅は4倍に拡大されます。
ご注意ください。

ローソク足(ろうそくあし)について

ローソク足
ローソク足は、設定した時間内の始値(はじめね)・高値(たかね)・安値(やすね)・終値(おわりね)を視覚的に表したものです。

大きく分けて「陽線(ようせん)」と「陰線(いんせん)」の2パターンに分類されます。
始値よりも終値の方が高い場合を「陽線」と呼びます。
一方、始値よりも終値の方が低い場合を「陰線」と呼びます。

また、上ヒゲ(高値と終値の差)と下ヒゲ(始値と安値の差)の長さから日中の高値と安値を読み取ることができます。
日中、株価が大きく変動すればローソク足は長く伸び、小動きであれば短いローソク足が形成されます。

このように、ローソク足の形をみることで、その日の株価の推移をおおよそ把握することが可能です。
また、1日の取引内容を表すものを日足(ひあし)と言い、1週間または1カ月で表したローソク足を、それぞれ週足(しゅうあし)、月足(つきあし)と言います。

売買立会(ばいばいたちあい)時間について

売買立会時間とは取引所がオープンしている時間のことで、
午前立会(通称、前場(ぜんば))は9時から11時30分まで、
午後立会(通称、後場(ごば))12時30分から15時までとなっています。

11時30分から12時30分までの間は取引所はクローズしています。


いかがでしょうか?
今日お伝えした要素をしっかり押さえた上で今後の買い場に備えていただけると幸いです。



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