現在でも感染者数は下がりきらず、停滞を続けている新型コロナウイルスのオミクロン株。
新型の登場などによりまだまだ予断を許すことはできません。
先日私も3回目のワクチン接種を受けました。
少し安心できるかもしれませんが、仕事柄人と会う機会も多くありますし、まだまだマスクは手放せそうにありません。
そんな中、欧米ではすでに、
「マスクしないのが当たり前。」
のようになっているそうです。
マスクしていると変わった人だと思われるケースもあるそうですよ。
ウィル・スミスのビンタ事件も含め、国が違えば、常識は変わるのだなとつくづく思いました。
そんな中・・・
少し前になりますが、日本における2021年の個人消費、個人貯蓄の動向が発表されました。
その内容が他の先進国とは大きく違い、個人的には大きな衝撃でした。
未曾有のパンデミックに世界中が襲われ続けた昨年2021年。
日本と他の先進国がどのように違い、今後どうなっていくのか。
そしてどのようにすれば『日本が良くなる』のか。
を今回はお話していこうと思います。
以下の数字は、総務省が2月8日に発表した2021年の『家計調査』をもとに日本経済新聞社がまとめたものを利用しておりますのでご了承ください。
日本個人消費の動向
新型コロナウイルスの影響で沈んでしまった消費マインド。
残念ながら回復するにはまだまだ時間がかかりそうです。
総務省が発表した2021年の『家計調査』によると、2人以上の世帯の消費支出は実質で0.7%増にとどまったようです。
コロナ禍で大きく落ち込んだ2020年と比べればわずかにプラスをなりましたが、
コロナ前の2019年と比べると実質4.6%減となっており、コロナ前の水準とは程遠いのが現状です。
中身を詳しくみてみると、コロナ前と比べ、
食事代 27.0%減
飲酒代 76.7%減
パック旅行費 82.3%減
となっています。
令和2年度だけで77兆円計上された『コロナ予算』。
そのうちの多くが、給付金や支援金になり、GO TOキャンペーンなどの消費刺激策も実施されました。
ですが、殆ど使われず、貯蓄に回ったというのが現実のようです。
このブログを書くために色々とネット検索していたら、面白いサイトを見つけました。
それはNHKのサイトで、いくつかの質問に答えるだけで自分が使ったコロナ予算額がわかるというサイトです。
もしご興味のある方はリンクを貼っておくので試してみてください。
ただし、このブログを全部観終わってからでお願いします。
残念ながら回復するにはまだまだ時間がかかりそうです。
総務省が発表した2021年の『家計調査』によると、2人以上の世帯の消費支出は実質で0.7%増にとどまったようです。
コロナ禍で大きく落ち込んだ2020年と比べればわずかにプラスをなりましたが、
コロナ前の2019年と比べると実質4.6%減となっており、コロナ前の水準とは程遠いのが現状です。
中身を詳しくみてみると、コロナ前と比べ、
食事代 27.0%減
飲酒代 76.7%減
パック旅行費 82.3%減
となっています。
令和2年度だけで77兆円計上された『コロナ予算』。
そのうちの多くが、給付金や支援金になり、GO TOキャンペーンなどの消費刺激策も実施されました。
ですが、殆ど使われず、貯蓄に回ったというのが現実のようです。
このブログを書くために色々とネット検索していたら、面白いサイトを見つけました。
それはNHKのサイトで、いくつかの質問に答えるだけで自分が使ったコロナ予算額がわかるというサイトです。
もしご興味のある方はリンクを貼っておくので試してみてください。
ただし、このブログを全部観終わってからでお願いします。
一方アメリカの個人消費は・・・
一方アメリカでは、2021年の実質個人消費の増加率は8.0%増。
フランスも4.8%増ですし、イギリスも3.7%増となっています。
それもそのはず、アメリカではコロナで押さえつけられていたストレスを発散するために大きな買い物をしたり、旅行に行ったりする『リベンジ消費』が旺盛。
景気も過熱感が心配されるほど良いというのが現状です。
一例ですが、
アメリカのクルーズ船大手のカーニバルは4月5日、「先週の予約数が過去最多を記録した。」と発表しています。
しかも今までの過去最多を1割以上上回っているそうです。
これは、コロナによるクルーズ船利用警戒勧告が3月30日、約2年ぶりに解除されたことを受けてのことですが、すごいことですよね。
日本では絶対にないようなことだと思います。
フランスも4.8%増ですし、イギリスも3.7%増となっています。
それもそのはず、アメリカではコロナで押さえつけられていたストレスを発散するために大きな買い物をしたり、旅行に行ったりする『リベンジ消費』が旺盛。
景気も過熱感が心配されるほど良いというのが現状です。
一例ですが、
アメリカのクルーズ船大手のカーニバルは4月5日、「先週の予約数が過去最多を記録した。」と発表しています。
しかも今までの過去最多を1割以上上回っているそうです。
これは、コロナによるクルーズ船利用警戒勧告が3月30日、約2年ぶりに解除されたことを受けてのことですが、すごいことですよね。
日本では絶対にないようなことだと思います。
家計の現預金残高は過去最高！
ではなぜ日本では『リベンジ消費』が起きにくいのでしょう？
どうもその理由は『お金がないから』ではなさそうです。
内閣府の『日本経済2021-2022（ミニ白書）』によると、コロナ前の家計の現預金残高の増加トレンドと比べて、現在は約40兆円分余計に現預金が積み上がっているそうです。
1人当たりになおすと約33万円です。
ようするに、日本人は使わずに貯めこんでいるということです。
これでは景気がよくなるはずはありません。
要因は複数あると思います。
①欧米に比べワクチン接種が遅かったこと
②ワクチン接種後も、医療ひっ迫により自粛モードが続いたこと
③行動制限が長く続いたこと
④日本人の真面目な国民性
⑤他国よりも高齢化が進んでいる
日本においては、ワクチン２回目接種が4割を超えても感染者が増えれば自粛傾向があったにも関わらず、
アメリカなどではワクチン２回目接種後は感染者が増えても外出自粛が広がることはほぼなかったそうです。
最初にしたマスクの話もこれに似たことだと思います。
せっかく積み上がった現預金も最近の円安傾向で価値が大暴落。
この円安傾向はまだしばらく続きそうです。
ということはこのままで言い訳はありません。
「不安だからお金使えないよ・・・」という方も多いかと思いますが、
このままでは、コロナが収まっても、『不安感』という『感染病』によって日本は取返しのつかない状態になってしまうかもしれません。
1人1人の消費が日本経済を支えています。
これから温かく、旅行へ行くにはいい季節がやってきます。
皆さん久しぶりに旅行に行ってみてはいかがですか？
そしておいしいものを食べてみてください。
そうすれば少しずつ前向きな気持ちになれるかもしれません。
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どうもその理由は『お金がないから』ではなさそうです。
内閣府の『日本経済2021-2022（ミニ白書）』によると、コロナ前の家計の現預金残高の増加トレンドと比べて、現在は約40兆円分余計に現預金が積み上がっているそうです。
1人当たりになおすと約33万円です。
ようするに、日本人は使わずに貯めこんでいるということです。
これでは景気がよくなるはずはありません。
要因は複数あると思います。
①欧米に比べワクチン接種が遅かったこと
②ワクチン接種後も、医療ひっ迫により自粛モードが続いたこと
③行動制限が長く続いたこと
④日本人の真面目な国民性
⑤他国よりも高齢化が進んでいる
日本においては、ワクチン２回目接種が4割を超えても感染者が増えれば自粛傾向があったにも関わらず、
アメリカなどではワクチン２回目接種後は感染者が増えても外出自粛が広がることはほぼなかったそうです。
最初にしたマスクの話もこれに似たことだと思います。
せっかく積み上がった現預金も最近の円安傾向で価値が大暴落。
この円安傾向はまだしばらく続きそうです。
ということはこのままで言い訳はありません。
「不安だからお金使えないよ・・・」という方も多いかと思いますが、
このままでは、コロナが収まっても、『不安感』という『感染病』によって日本は取返しのつかない状態になってしまうかもしれません。
1人1人の消費が日本経済を支えています。
これから温かく、旅行へ行くにはいい季節がやってきます。
皆さん久しぶりに旅行に行ってみてはいかがですか？
そしておいしいものを食べてみてください。
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