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今更ですが、株の歴史を調べてみました

今更ですが、株の歴史を調べてみました

証券会社に入社したのが25歳の時。

そして今は43歳。

その間まったく考えもしないことでした。

「株ってどうやってできたんだろう?」

チャートの勉強をしたり、

経済指標の見方を習ったり、

日経新聞や会社四季報の見方、

先物・オプションなど・・・

株に関することは大概勉強したはずでしたが、

株の歴史。

盲点でした。

今回はその株式や株式会社の歴史について調べてみました。

世界の株の始まりはいつどのように

航海
株の始まりについては諸説あるようです。

その中でも、17世紀初頭にオランダ東インド会社が発行した株式が世界初だという説が有力です。

その時代はまさに大航海時代。

ヨーロッパの国々が我先にとアフリカやアジア、アメリカ大陸へと航海を行っていました。
その目的は金や銀、象牙にコショウ。持ち帰れれば莫大な利益が出たそうです。
そしてここから植民地化も進んだわけです。

成功すれば莫大な利益はでますが、その分経費も莫大なはず!?
その資金はどうしていたのでしょうか?

始めのころは航海の度に出資を募っていたそうです。

ですが、難破・沈没・海賊に襲われるなど航海は危険だらけ。
無事帰ってこれても、必ず儲かるわけではないですよね?

そうなれば出資者は大損です。

そんなことが続けばお金が集まらず、船を出すのは難しくなってしまいます。

そこで考え出されたのが『株式会社』です。

株式会社を利用することで、航海の失敗により大損のリスクを減らし、
効率よく資金集めをすることができたそうです。

それはなぜか?

株式会社では広く出資者を募り、
それまでとは比べ物にならないほど莫大な資金を使って、
複数回の航海をし、そこで得た利益を分配する。

一攫千金を狙うのではなく、サステナブルな事業として利益を出そうと考えたからです。

その場合、3回航海して1回失敗しても、トータルで利益が出ていれば分配(配当)が貰えるので、出資者は損しないことになります。

こうすることにより、大損のリスクを減らし、
効率よく資金集めをすることができたそうです。

日本の株の始まりとその後の発展

渋沢栄一
一方日本では、
1873(明治6)年に第一号の株式会社である第一国立銀行が設立されています。
それまでにも、株式会社のような組織として坂本龍馬の亀山社中などが幕末の頃からあったそうですが、
残念ながらそれはカウントされていないそうです。

そして何を隠そう日本の証券取引所を設立したのが、
2024年に発行予定の新1万円札に描かれる渋沢栄一を中心とした3人組なんです。

今でもたまーにこんな言葉を聞きます。

「株なんてギャンブルと一緒でしょ?」

僕は今までも違いますとお伝えしてきましたが、
なぜ違うのか?明確な理由はお話できませんでした。

ですが歴史を紐解けば、

リスクを抑えるために編み出されたのが株式会社であり、
その株式を取り引きする場所を設立したのが、新1万円札に描かれる渋沢栄一。
この事実が株式はギャンブルではないということを証明してくれました。

こうしてはじまった株式は、その後市場などの環境の整備とともに発展していき、
僕のよく知っている現在の株式相場になったそうです。

株式投資をする意義とは

お守り
調べてみて個人的にびっくりしたことがあります。

それは、

『株式市場が400年以上続いている』という事実です。

まさかそんなに長いとは思っていませんでした。
200年くらいかと・・・。

ですがそれを知り確信したことがあります。

それは、『株式はなくなることはない。』ということです。

ならば株に関する知識は、一度学べば一生使える知識であるということです。

仮想通貨もいいと思います。
ですが50年後も続いているでしょうか?

株式は少なくとも400年以上続いています。
そして日本の会社形態の95.4%が株式会社です。

株に関する知識は誰よりも、大学生や未成年の子に学んでほしい。

早く身に着ければ着けるほど可能性は広がりますし、

将来就職するのはどこですか?
ほとんどの人は株式会社でしょ?
なのに株のこと知らなくて大丈夫なんですか?

ひょっとしたら株式投資を通して自分の理想の就職先がみつかるかもしれません。

そういう意味では株式投資を学ぶことは『人生のお守り』にるのではないでしょうか。



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